就職試験に向け、時事用語をどう学ぶべきか 就活生のための「時事問題対策講座」<2>

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いかがだったでしょうか?選択肢があったので、比較的楽に回答ができたのではないかと思います。解答は、Aが①M、Bが②30~34歳から35~39歳に移行した、Cが④女性活躍推進法となります。

Aの「M字カーブ」は日本の女性の労働力率を話題とするときに、必ず登場するキーワードです。日本の女性の労働力率の特徴として、結婚・出産期に当たる年齢層でいったん低下し、育児が一段落し再就職を果たす年齢層になると上昇する傾向があります。

それを年齢階層別のグラフで描くと「M」に似た曲線となるため、「M字カーブ」「M字型カーブ」と言われています。女性活躍社会を目指すためには「M字カーブの解消が課題」などと使われます。

この「M字カーブ」は以前に比べてボトムは浅くなっており、2008(平成20)年からボトムは従来の「30~34歳から35~39歳に移行」しています。

なお、アメリカ、フランス、イタリア、ドイツ、スウェーデンの女性の年齢階層別の労働力率が描くカーブは、日本の男性と同じように台形の形状となっています。グローバル化時代ですから、海外との比較も大切です。

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Cの「女性活躍推進法」は、女性の活躍を重点政策とする安倍政権肝煎りの法律です。管理職に占める女性比率の数値目標が、新聞でも大きく取り上げられるようになってきました。

正式名称は「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」で、2026(平成38)年3月31日までの10年間の時限立法となります。なお、300人以下の事業主に対しては努力義務となっています。

ちなみにAとBは社会保険労務士の「労務管理その他の労働に関する一般常識」の選択式試験で出題されたことのある問題です。時事問題はキーワードとその概要を押さえておくことが肝要です。

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