「ランボルギーニ」オーナーのGACKT様的美学 4人の高級車オーナーとドライブデート<5>

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ランボルギーニ君が高級車に魅了されたのは、大学生の時、芝公園にある『プリンスパークタワー』で合コンをした時のことだという。ホテルの玄関にフェラーリやランボルギーニといった高級車がずらーっと止まっていたのを見て、「ハイエンドなホテルに高級車でさっと乗り付け、鍵はドアに差しっぱなしのまま、後はコンシェルジュに任せる」乗り方に憧れたそうだ。

これまで年齢に合わせて車を変えてきたというが、大学生の時に初めて購入したのはNissan Fair Lady Z。その後、ベンツのSLK、 BMW 6カブリオレ、フェラーリ 360モデナに乗り、そして現在のランボルギーニ ガヤルドスパイダーに辿り着いたという。

高級車は「最強のアウター」

「高級車のある生活はこうあるべき」という持論があります

3歳の時にはバックライトを見て車種を見分けられたという彼は、高級車に対する思い入れも人一倍強く、「高級車のある生活はこうあるべき」という持論がある。

「僕は高級車を『最強のアウター』だと考えています。300万のFENDIのソファは家に来なければ楽しめないでしょ。不動産は住まないといけないじゃない? でも高級車に関しては、移動手段はもちろんだけど、冷房と暖房もあって快適だし、アートだと思うんですよ。言わば、持ち運びができる最高級品なんです。」

出た~! GACKT様が言いそうなこと、出た~!(笑) と心の中で叫ぶも束の間、追い打ちをかけるようにさらにランボルギーニ君は続ける。

生活の一部に自然に高級車があることに美学を感じてます

「車は、洋服のように着替えたいですね。僕は近所のスーパーもこの車で行くし、生活の一部に自然に高級車があることに美学を感じています。シンガポールにね、『ハミルトン・スコッツ』っていう高級タワーマンションがあって、愛車を自宅のリビングからいつでも眺められる『スカイガレージ』っていうのがあるんですが、こういうマンションが日本にもできたらいいですよね。」

そんなランボルギーニ君、次はマクラーレン 540Cを狙っているそうなのだが、最後に人生で追求していきたいことを語ってくれた。

「僕が欲しいのは、ずばり「余裕」です。自分のビジネスでは今後、年収1億を目指していきたいし、今年はメディアにも積極的に露出していきたいと思ってます。ただ、あくまでもプライベートでは頑張ってる感は出したくないんですよ。」

これが都内で「C天王」と呼ばれる男の貫録か――。

どうして指の細長い男は美意識が高く、繊細な人が多いのだろう。助手席から見える彼の女性的な指のラインを見て、悠々と暴れ牛を飼いならす高貴な男を見た気分に浸ったのは言うまでもない。

次週23日は、連載6人目となるポルシェ911 993オーナーに密着する。銀座の三越前で待ち合わせだ。

【過去にご紹介したCar4たち】

vol.1:育ちの良さは隠せない。持てる男の余裕「ポルシェ911」

vol.2:「ベンツAMG SL65」オーナーが求める極上の女像とは

vol.3:「フェラーリ 458スパイダー」オーナーが頂点を極めた先に見る景色

vol.4:「BMW M3」オーナー、M3的女子に翻弄される!?

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