「5分遅刻」で信用をなくす人に足りない視点

逆算式で遅れない!ANA社員の時間術

「朝9時に始まって、夕方18時が定時での退社時刻です。できることなら、この18時までにその日の仕事をすべて済ませられるように段取りを組んでいます。また、席についてからなんとなく仕事を始めてしまうのではなく、前日や出社前に一日の仕事の流れを決めておきます。ちょっとした工夫ですが、時間を強く意識することができます」

朝9時、席につくまでにスケジュールを立てておく。退社時刻を基準として、何時までにはメインの仕事を終える。それを実現するためには、何時までに別の仕事を済ませているようにする――。このように「何時まで」を意識しながら仕事を進めるのです。

もちろん、突発的な仕事が入ったり、もともと忙しかったりして、逆算スケジュールどおりにいかない日もありますが、「逆算」がクセ、習慣になっていれば、「何時まで」を決めずに仕事を進めることはなくなるでしょう。

自分の時間、相手の時間、どちらも大切と考える

フライトのある日でも、その日最後に乗務した便がブロックイン(完全に停止)してから30分後が退社予定時刻だとすると、CAたちをまとめるチーフパーサーが「今から30分後の18時32分が退社時刻ですよ」と言うなどして、みんなで「何時まで」を共有しています。

定時の退社時刻までに仕事を終わらせることに関連して、CAの林は管理職として、部下へこんな気づかいもしています。

「定時の退社時刻の18時を過ぎてから、自分の部下に仕事を頼もうとする人がいたら、緊急でないかぎり『定時の勤務時間は終わっているので、また明日、来てください』とお断りしています。 私の部下が、18時直前にほかの社員に仕事の依頼をするというのも、やめてもらいました。自分たちの時間も、相手の時間も、ともに大切だと考えるからです」

本来であればすでにオフィスにいなくても当然であるような時間帯には、なるべく新たな仕事の相談や依頼を避ける。定時の退社や個人の時間をできるだけ尊重しようと努める――。こうしたこともまた、タイムマネジメントに関する気づかいのひとつ。部下の側からはあからさまに仕事を断りづらいので、上司やマネジメント層が率先して行う姿勢が必要になります。

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