米国のビジネスパーソンやセレブの間で新しい食事法が話題になっています。昨年秋、日本でも翻訳本が出版された、シリコンバレーのIT長者として知られるデイヴ・アスプリー氏の著書『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』(ダイヤモンド社)です。
取り上げられているテーマは、仕事中の集中力の乱れや、食後に襲ってくる睡魔との闘い、運動不足などなど、アスプリー氏自身も抱えていたさまざまなお悩みです。すぐに取り入れられる食習慣について、コンビニ飯と絡めて紐解いてみましょう。
「夜だけ糖質オフ」では意味がない?
日本でもすっかり根付いた「糖質オフ」や「食べる順番ダイエット」。近年、さまざまな食事法やダイエットが話題になりましたが、この2つは根強く、多くの医師や研究者も推奨しています。
さて、シリコンバレー式の食事法ではどうなのでしょうか? やはり野菜から食べるという「食べる順番」の要素は、もはや常識のように登場します。
一方の「糖質オフ」。朝昼はなるべく炭水化物を摂らず、夜はイモ類や冷や飯から炭水化物を摂る方がいい、とのこと。以前の記事でも取り上げましたが、冷や飯に含まれるレジスタントスターチという成分が血糖値を安定させて、セロトニンの分泌を促し、快眠を誘います。 そしてレジスタントスターチは食物繊維と似たような働きをするので、腸内の善玉菌を育て老廃物の排泄に役立つため、ダイエット効果も期待できるのです。
ただ炭水化物を抜きすぎると、良質な睡眠を得ることが困難になり、ドライアイの原因にもなると、警鐘を鳴らしています。
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