崖っ縁!シャープ 資産の切り売りは避けられず

9月危機は回避できそうだが…

崖っ縁! シャープ 9月危機は回避できても、資産の切り売りは避けられず

「今月中に鴻海(ホンハイ)(精密工業)との出資交渉にメドをつけてほしい。そうでないと追加融資が難しくなるかもしれない」。8月中旬、メインバンク幹部はシャープ首脳に対し、こう切り出した。

シャープの資金繰りが急速に逼迫している。液晶事業の赤字が止まらない中、6月末時点で有利子負債は約1兆2000億円超まで積み上がった。とりわけ、短期の資金調達手段であるコマーシャルペーパー(CP)約3600億円の償還資金が焦点だ。「(CP償還の)ヤマは9月末にくる」(金融関係者)。CP償還のため、9月末までに2000億円超を用意しなくてはいけない。

 

 

8月20日に、格付け投資情報センター(R&I)がシャープの発行体格付けを「A−」から「BBB」へ2段階引き下げるとともに、CPの格付けも1段階引き下げ、「a−2」とした。さらに格下げ方向のレーティング・モニターが継続されている。信用力のさらなる低下で、新規のCP発行での借り換えはもはや絶望的。償還資金は銀行に頼るしかない。

 

 

 

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