木本:現実そういうものだから、修正かけるのを前提で国もやったらいいんですよね? でも修正を前提にした制度だと、ムダにも感じますね。
松本:でもね、ムダも経済のうちなので。
木本:あ、そうなんですね。ムダも経済のうち。
松本:別にムダがすべて悪いとも限りません。ムダをなくすのはいいことだけれども、ムダだって立派な経済活動でしょう? 働かなきゃいけない人がいるわけですから。それよりも、GDP600兆円みたいに、全体として経済もっと大きくしていくという、根幹の目標作りが大切。軽減税率でも、収入の少ない人の日々のモノの税率は下げるんだという、大目標を大事にしなければいけない。「その結果でこんな問題が起きるから」とか、細かいところばかりを見ていると、目標を見失ってしまう。
木本:そうなんですよ。目標の部分を意外とみんな知らないんですよね。理解できていないですよね。
大事なのは正しい目標を持つこと
松本:「TPP」や、「GDPを600兆円にする」でも、「正しい経済成長の目標を持って、日本国民全員で日本を強くしていくんだ」というところからスタートしようと申し上げてきました。軽減税率も同じ目標があるので、「いろいろ間違うかもしれないし、大変かもしれないけど、その目標のためにやろうよ」と、説明をきちんとしていくこと、議論を深めていくことが大切ですよ。
木本:なるほど。そこを説明してもらうと、僕たちももっと理解できると思います。今日お話を聞いて、僕も消費しないとだめだなと思ったので、スタバでコーヒー飲んで帰りますわ。
松本:ショートじゃなくてトールサイズでお願いします。
木本:ためになる講義、ありがとうございました。
松本:とんでもございません。こちらこそ、ありがとうございました。
(構成:高杉公秀、撮影:梅谷秀司)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら