問題山積の軽減税率は、まだまだ揉めまくる

TKO木本が経済の最前線を学ぶ

今回は「消費税の軽減税率」について。世界各国の税率や、日本はどうすべきかを学びます
好評企画、TKOの木本武宏がTKO(東洋経済オンライン)にやってきた!ニュース番組を仕切れるような大司会者を目指して各界の第一人者からレクチャーを受けるという、大マジメなプロジェクトの4回目です。
第一タームも今回で終了。引き続き、マネックス証券CEOの松本大(おおき)さんに講義してもらったのは、「消費税の軽減税率」についてです。2017年に消費税が10%になるのは決まっているみたいですが、その中で軽減税率がどんな位置づけになるのか? わかっていなかったことがわかって、またまたかしこになりました〜。
※ 「かしこ」とは関西弁で「賢い人」という意味です。

日本の消費税率は断トツに低かった!

この連載の過去記事はこちら

木本:消費税の軽減税率について教えてください。

松本:はい。消費税が2017年4月に10%になるというお話ですね。

松本前回お話ししたように、日本の税収は50兆円です。GDP500兆円に対して50兆円です。この対GDPの税収ということを計算すると日本は先進国に限らず、世界中の国の中で断トツに低いんです。

木本:ああ、そうなんですね。

松本:断トツに低い。30%以上の国が当たり前です。だから当然のように借金が増えていくわけです。ただよく考えてみてください。日本は税金が低いのに、道路、鉄道、水道、電気、下水道などのインフラがよくできていると思いませんか。国が提供する公共サービスをケチっているとはあまり思わないでしょう?

木本:思わないですね。満足できる国ですもんね。

松本:いい国ですよね。けれども対GDPではすごい税収が少ない。それでは国家経済が成り立つわけがないですよ。だから借金が増えていく。当たり前ですね。

木本:ということは消費税率が上がるのも当たり前のことですか。

松本:上がるといっても10%。断トツに低いです。

木本:イギリスとか、スイスとかすごいって聞きます。どのくらい差があるんですか。

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