あなたにも出来る!社労士合格体験記(第56回)--都内の温泉でイボ湯治?
法改正で公費負担の数字が簡単に
平成24年度から国保の保険者である市町村(特別区を含む)に対する、「都道府県調整交付金」の割合が100分の7から100分の9に引き上げられました。この結果、国の「調整交付金」と割合が同じになり覚えやすくなりました。
そして、これに呼応して療養の給付等の市町村に対する「国庫負担」の割合は、100分の34から100分の32に引き下げられました。その結果、もう1つの保険者である国民健康保険組合に対する「国庫補助」の割合と同じになり、やはり覚えやすくなっています。
ただ、改正されていない部分にも注意が必要です。「事務の執行に要する費用」は組合に対しては国の負担がありますが、市町村に対してはありません。また、前述の「調整交付金」と「都道府県調整金」は市町村に対しては交付されますが、組合に対しては交付されません。
また、メタボ対策で40歳以上の者に行われている、「特定健康診査及び特定保健指導(特定健康審査等)」については、国及び都道府県が市町村に対して、それぞれ3分の1相当額を負担していることも押さえておきましょう。
次回は、フランスから凱旋コンサートです。
(写真はイメージです。秋川渓谷瀬音の湯ではありません)
【毎月第2・第4火曜日に掲載予定】
翠 洋(みす・ひろし)
1958年愛知県生まれ。国際基督教大学教養学部卒業後、ラジオたんぱ(現・ラジオNIKKEI)入社。番組制作、報道、出版事業などを経て45歳で退職。延べ1年半の失業期間の後、NHK「地球ラジオ」の専属ディレクターとして3年勤務。その間、ファイナンシャル・プランナー(AFP)に登録。2007年4度目の挑戦で「行政書士」合格後、行政書士法人で外国人の日本在留ビザ申請代行業務に従事。「社会保険労務士」には、2008年4度目の挑戦で合格。Mr. MISU国際行政書士事務所、中央社労士オフィスみす開設。現在は、LEC講師として社労士「新合格講座」「人事労務基礎科」などを教えている。趣味はアルトサックス演奏、温泉巡り。「語学オタク」。(TOEIC 945点、中国語コミュニケーション能力検定TECC 883点、ハングル能力検定 準2級)。
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