シリア アサド政権の40年史 国枝昌樹著
「アラブの春」と称され、アラブ諸国で連鎖的に起こった民衆蜂起。シリアも例外ではなく、フェイスブックやユーチューブによる反体制派の呼びかけをきっかけに、昨年3月に民衆蜂起が始まり、やがて政権と反体制派の武力抗争へと発展していった。
前シリア大使である著者が、四十余年にわたって続くアサド家2代の独裁政権を中心に、シリアの歴史をたどりながら、この国で何が起きているのか、今後、民主化革命が起こるのかなどを検証する。
ここ1年ほどの報道から見れば、アサド政権はすでに崩壊していておかしくないが、そうならないのはアルジャジーラなどの報道偏向とシリアをめぐる複雑な国際関係が作用しているためと分析する。
平凡社新書 819円
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