「学生時代に力を入れたエピソード」は、ES、面接の両面にとって大切な事柄であるため、今から準備することの最重要テーマですが、面接に進む前に「筆記試験」という関門があります。
筆記試験は会社によって課される内容はさまざまですが、一般的に多くの会社で「足きり」として利用されている試験は「SPI3」です。同テストは、およそ1万社の企業で実施され、年間のべ180万人(1人平均4回)が受験するリクルートが開発したテストです。
同テストには「能力検査」と「性格適性検査」があり、能力検査では言語(主として中学レベルの国語力)と非言語(主として小・中学レベルの算数・数学)が試され、偏差値として1~7段階で結果が判別されます。
筆記試験に備え自分のレベル確認を
同テストの開発当初は、知能レベルを測定するものであるため、練習・対策をしても得点はアップしないと言われていました。しかし、2000年代に入ってから、対策することで点数がアップすることが広く知られるようになりました。
最近は、採用予定数の10~100倍以上の応募者が集まる企業で、同テストを足きりのために使用することが増えています。一般に「経団連加盟企業」での足きり基準は、レベル5です(出現率はおよそ3人に1人の割合)。また、人気企業での足きり基準はレベル6です(出現率はおよそ10人に1人の割合)。
SPI3の筆記試験は、現在のレベルや個々人の理解力によって違いますが、2~3カ月(100~200時間)もあれば十分な対策が取れます。そのために、年明けからの対策で大丈夫ですので、年内には自分の現在のレベル(7段階の中の何段階か)を認識することをお勧めします。そして、その上で筆記試験対策の計画を立案してください。
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