「過度な安静」ほど、健康を害するものはない

初期症状が治まったら、むしろ動き回るべし

このように、日常生活で体を動かすことは非常に大切ですが、もう一歩踏み出して、健康増進のための「運動習慣」を身につけてほしいものです。

私の外来を受診された患者さんに運動を勧めると、「家事でくたびれ果てますから」「孫の世話でクタクタ」「犬の散歩をしているので、それで十分」などと言い訳をする人が多いのですが、家事や犬の散歩でくたびれることと、健康のために運動することとは、まったく別物です。

これなら長続き!オススメの簡単運動法

岡田先生の著書『効く健康法、効かない健康法』も発売中

では、どんな運動が「健康増進」になるのでしょう? 数々の学術調査が示しているのは、「汗をかき、脈拍数が少し上がるぐらいのきつさが必要」ということです。ぶらぶらと散歩をするだけでは、この条件を満たしませんし、家事や犬の散歩も同じことです。

ジョギングや早足でのウォーキング、水泳などは健康増進の定番ですが、種目は問いません。ダンベル運動も手軽にできるのでお勧めです。ビール瓶や水を入れたペットボトルでもかまいませんが、モチベーションを高めるために、おカネを出して買ってみるのもいいかもしれません。

男性なら5キロぐらい、女性なら2キロぐらいのものから始めるとちょうどいいでしょう。安全で、さまざまな動作を自分で工夫できることがダンベル運動の利点。飽きることなく、長続きしている人が多いようです。

腰痛を治すにはとにかく休養するのがいい?→ ×
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
  • 食べれば世界がわかる!カレー経済圏
  • コロナ後を生き抜く
  • 井手隊長のラーメン見聞録
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
悪用された「ドコモ口座」<br>セキュリティーに3つの問題

「ドコモ口座」を使った預金の不正引き出し事件。背景としては、回線契約がなくても口座が使える「ドコモ口座」自体と、安全性の脆弱なシステムで口座接続していた銀行側の双方に問題がありました。情報漏洩の経路も不明で、今後の対応が問われています。

東洋経済education×ICT