グリーン経済最前線 井田徹治、末吉竹二郎著
原子力や化石燃料のリスクが懸念される中、注目されるグリーン経済。資源の利用効率を徹底的に高め、環境への負荷を可能なかぎり少なくして、自然と共生しつつ経済成長を目指すというものだ。
それだけで大丈夫なのか、とかく疑問符がつけられるが、本書で紹介されているグリーン経済の実現に向けた取り組みを知れば納得できるかもしれない。自然エネルギーですべての電力を賄うデンマークの島。エコツアーで経済発展を目指すルワンダやコスタリカ。町中から自動車を締め出すことで温暖化ガスを削減するブラジルの町など。
地球環境無視の従来どおりのやり方は、もはや通用しない。持続可能社会を作ることの重要性を再認識させる。
岩波新書 798円
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