きゃりーぱみゅぱみゅも「保育園落ちた」。"日本死ね"から10年、待機児童ゼロなのに保育園入れないカラクリ

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東京都在住のBさん(38)は、第2子の保育園申請で3年連続の不承諾となった。

「うちは上の子が小学生なので“きょうだい加点”がありませんでした。第1子のときより条件が厳しくなっているように感じ、フルタイム共働きでも安心できないんだなと痛感しました」

認可保育園の入園選考は点数制で行われる。勤務時間、家庭状況、きょうだい在園の有無などが数値化され、合計点の高い家庭から入園が決まるのだ。

あかちゃん
条件は自治体によって異なるが、きょうだいが保育園利用していると加点されるケースが多い(写真:筆者提供)

Bさんは最終的に正社員復帰を断念し、週3日のパート勤務を選択した。

「祖父母は遠方に住んでいるため頼れません。保育所の一時預かりや在宅勤務を組み合わせて、どうにか働いています。でも、これまでのキャリアは事実上リセットされました」

年収は出産前から約6割減少したという。

“待機児童ゼロ”なのに保育園に入れない?

毎年1月下旬から2月上旬にかけて、全国の自治体から対象家庭に向けて認可保育園の入園結果が通知される。待機児童問題は解消に向かっているとされるが、毎年この時期になると、SNS上には保育園に入れなかった母親たちの嘆き悲しむ声が数多く投稿される。

先日、歌手・タレントのきゃりーぱみゅぱみゅ氏がXに「保育園落ちた」と投稿し、大きな反響を呼んだことも記憶に新しい。著名人の保育園全落ちがネットニュースとして報じられるほど、保育園に入れない問題は依然として社会的関心の高いテーマであることがうかがえる。

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