「大学合格→ひとり暮らし準備」で直面する物価高、家賃も引っ越しも家電も高い。引っ越し見積もり40万!?「なんとか安く…」と試行錯誤

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こうして長男は入学した年の7月から一人暮らしを始めた。自分でお金を管理することで金銭感覚を身に付けてほしいという願いもあり、仕送りとして通帳に毎月10万円を振り込み、そこから家賃として5万円を戻してもらうことにしている。

この仕送り額も、2025年の1月からは「いろんなものが高すぎて、ちょっとこれでは厳しい」と息子から言われ、ひと月12万5000円にアップした。

「息子、自宅にいた頃はエアコンをがんがん使っていたんですけど、夏に横浜の部屋に行ったら、エアコンを使ってなかったんです。『暑いのにどうして?』と聞いたら、電気代がもったいない、なんて言ってました。熱中症になっては困るので、適宜使うように言いましたが、生活にかかる支出について考えるようになったんだなと成長を感じました」

家電は中古でいいかな…と思ったが

そんな青山さん一家だが、もう一つ、参考になることを教えてくれた。それが中古家電の選び方だ。

「新生活にかかる費用を抑えるため、最初、冷蔵庫は中古でいいかなと思っていました」

そのためメルカリやジモティーなどの個人売買サイトで情報を探していたが、たまたま立ち寄った中古ショップで、その考えが変わったという。

「見た目はきれいで年式も新しそうなのに、扉を開けた瞬間、強い臭いがして。“なるほど、こういう感じか”と思いました」

そしてこの臭いの問題は洗濯機でもあったといい、まったくの盲点だったと振り返る。

「臭いは写真には写りませんよね。ネットで画像だけを見て決めるのはリスクがあると思いました。できれば店頭で実物を確認してから選ぶことをお薦めします」

子どもたちにとっては初めての一人暮らし。引っ越しでは思いもよらないことが起こることもある。けれど、工夫できる可能性もあることを、あらかじめ知っておくだけでも、保護者にとっては大きな安心材料になるはずだ。

宮本 さおり フリーランス記者

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みやもと さおり / Saori Miyamoto

地方紙記者を経てフリーランス記者に。2児の母として「教育」や「女性の働き方」をテーマに取材・執筆活動を行っている。2019年、親子のための中等教育研究所を設立。

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