「苦手な勉強を克服する」と決めた元サッカー少年、「偏差値40からの大学一般入試」挑戦、その結末〜長かった合格発表までの日々を振り返る

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若い男性
推薦入試で秋に進路を決める受験生も増えていますが、一般入試で最後まで頑張る人もいます(写真:kouta / PIXTA)
受験生と保護者の体験談を通して、現在の大学入試のリアルをお伝えしている連載「大学受験のリアル」。今回は運動が得意で、中学校ではサッカーに打ち込んでいた山本淳さん(仮名・大学生)の体験談を2回にわたってお伝えしています。
前編に引き続いての本記事。模試の偏差値40台からどう一般入試へ挑戦していったのか、そして結果は——?

本人の強い決意と母親の葛藤

苦しい日々が続いていた。

夏休み明けの模試の結果も全てE判定。そろそろ、出願校を決めなければならず、学校からは帝京大学の推薦入試に出願したらどうかという話もあった。

だが淳さんはうんと言わない。苦手な勉強を克服すること。目標をそう決めた淳さんにとって、志望校に定めた大学よりも下の偏差値帯の大学に入ることは承服しかねることだった。推薦入試の中には、併願を認める入試方式もある。だが本人は譲らない。

「推薦の準備をしている暇はないんだ!一般入試の勉強にかけさせてくれ!」

結局、推薦入試は1つも受けずに一般入試だけで勝負することに決めた。

朝は自宅近くの公民館で勉強、午後から塾の自習室へと向かう。満腹になると眠たくなってしまうからと、昼食は母親におにぎりを作ってもらい、ちょこちょこ食べることにした。寝ている時以外のほとんどを勉強に費やす日々が続く。

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