「苦手な勉強を克服する」と決めた元サッカー少年、「偏差値40からの大学一般入試」挑戦、その結末〜長かった合格発表までの日々を振り返る

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淳さんが最初にアクセスしたのは日本大学法学部のページだった。法学部の2つの学科で4つの方式に挑んだが、日大は受験番号が1つにまとめられていたため、合否は一覧で確認できた。

学部統一 経営法学科 残念ながら不合格です
学部統一 公共政策学科 残念ながら不合格です
A個別方式 経営法学科 残念ながら不合格です

やっぱり届かなかったか……と思いながら、視線を下へと下げていく。

A個別方式 公共政策学科 おめでとうございます。合格です

全部不合格かと思った瞬間、目に飛び込んできた「おめでとうございます」の文字。

「え、受かってる?」

驚きのあまり、親子で顔を見合わせる。

「受かってる!俺、受かった!やったーーー!」

淳さんは、大声で叫びながら飛び上がり、思わず母親に抱きついた。じわじわとうれしさがこみ上げ、親子の頬を涙がつたう。

「合格できたね!良かった!これでもう大丈夫?自分に自信はもてそう?」

そうたずねた母親に、淳さんはすかさず応える。

「もてる、もてる!ありがとう!」

過去の自分に訣別できた瞬間

日大法学部合格の興奮さめやらぬ震える手で、武蔵野大学のサイトを開いた。こちらは学部ごとに受験番号が違う。1つの学部を確認するごとに、受験番号を入力する。

結果は、文学部に合格。高校入学当初、偏差値40台から始めた大学受験への道のり。不安だらけの出願だったが、なんと2つの大学に合格、選べる立場になっていた。

大学受験のリアル
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その後、2月16日の中央大学の受験にも挑戦したが、こちらは不合格となった。しかし、淳さんの心は晴れやかなものだった。

苦手だった勉強に真剣に向き合い、模試のE判定を覆し、本命大学の合格を勝ち取った。この合格は、サッカーを諦めたあの日からひきずっていた「自分にはムリだ……」という自信のなさにやっと終止符が打てた瞬間だった。

【前編】勉強を後回しにしてきた元サッカー少年「突然の方向転換」で大学一般入試を目指した軌跡

本連載では、大学入試の体験談について取材・撮影にご協力いただける方を募集しています(オンライン取材可。仮名での掲載、プライバシーには配慮いたします)。
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宮本 さおり フリーランス記者

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みやもと さおり / Saori Miyamoto

地方紙記者を経てフリーランス記者に。2児の母として「教育」や「女性の働き方」をテーマに取材・執筆活動を行っている。2019年、親子のための中等教育研究所を設立。

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