「大学合格→ひとり暮らし準備」で直面する物価高、家賃も引っ越しも家電も高い。引っ越し見積もり40万!?「なんとか安く…」と試行錯誤
自宅から大学まではおよそ2時間。通学定期はひと月2万3000円ほどかかるが、一人暮らしの家賃を考えれば高くはない。ただし、講義が1時間目からある日はかなり早朝に起きなくてはならない。これを4年間続けるのはさすがに難しいと感じていた。
物件探しは入学後も続けていたが、なかなかいい物件が見つからない。実は、長男が入学したのは母親の母校だったため、母親には大学周辺の土地感があった。その母親が驚いたのは家賃だった。
「私も大学進学を機に地方から横浜に出てきて、息子が今住んでいる町で一人暮らしをしていたんです。それで、当時から建っていた学生マンションの家賃を調べてみたら、今もほとんど同じでした。今では築年数が経っているので、もう少し家賃は下がるのかと思っていましたが、むしろ上がるぐらいで……。家賃高騰の話は本当なんだと驚きました」
下宿用に部屋を「購入」
この状況に、父親の触手が動いた。
もともと賃貸経営に関心があった父親が近隣の物件を調べてみると、学生向けの家賃相場は5万円前後。周辺に大学が複数あるためか、稼働率も高そうだった。
そんな中、息子の大学まで徒歩圏内にあるマンションが目に留まった。学生が多く暮らす1Kで、賃貸はすでに満室。しかし、そのマンションの1室が売りに出されていたのだ。
間取りは求めていた条件にもぴたりと合っていた。
「電気代を抑えるため、キッチンと部屋の間に扉がある物件がいいと思っていました。広さも8畳ほどで、ちょうどよかったんです」
このマンションの賃貸物件の情報を見ると、築20年以上ながら、家賃は5万円程度で貸し出されていた。だが、販売価格はおよそ480万円だった。
青山家には現在、高校生の次男もおり、現役で進学すれば長男と入れ替わりで次男が入学を迎える。もし次男が東京や横浜の大学に進学すれば、この物件を次男の住まいとして使えるかもしれない。
部屋を借り続ければ家賃は出ていくだけだが、購入すれば息子2人分の下宿代を抑えられ、資産として残る可能性もある。
「設備の修繕費がかかるなど、賃貸とは違う大変さもあります。でも、夫は一度やってみたかったようで、購入を決めました」


















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