意外と知らない? 自分の性格を「正しく知る」方法――心理学者が説く「自己分析の技術」と「自分の性格が悪いと落ち込む人」の傾向

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自分自身の体験から自分はこういう人間だと気づくこともあれば、周囲から指摘されて気づくこともあるけれども、まだ周りの人から指摘されていない部分もあります。また、自分は気づいているけれども、まだ他人に伝えられていない部分もあります。

ここで未知の窓(自分にも他の人にも誰にもわかっていない自分)を開けるには、周囲とのコミュニケーションをとることです。

他者とのコミュニケーションを重ねていくと、開放の窓がより開くようになります。つまり、自分も自分のことがわかるし、周囲も自分のことを知ってくれている状態になるのです。

自分の性格を知りたいのであれば、他者とのコミュニケーションを積み重ねていくことです。そうすることで、他者からの言葉を引き出したり、他者との違いを通して自分の特徴を見いだしたりしていくことができるでしょう。

「性格が悪い」と落ち込む人の傾向

自分の性格がどうしても気になる人のなかには、自分は「性格が悪い」と落ち込む人がいます。一般的にあまりよくないとされるネガティブ思考になりがちな人にこういう人が多いようです。

落ち込む、不安を抱く、苦痛を感じるなど、自分の内側に苦しみを抱くことを、「内在化問題」といいます。

逆に、他人に対して攻撃したり、反抗したり、社会的に逸脱した行為をするなど、外部に向かう問題のことを「外在化問題」といいます。

問題を伴う行動が内に向かうのか、外に向かうのか、その方向性で2つに大別することができるわけです。

結果的に外在化問題に結びつきやすい性格に対して、「悪い性格」と表現することがあります。自己中心的で他の人を自分の利益のために利用し、人々や社会に対して迷惑をかけるような結果に結びつきやすい性格は、「よくない」「悪い」という印象を抱きがちではないでしょうか。

外在化問題を持つ人は、何か問題があるときに自分を責めるよりも他人を責めがちです。ただし、すべてのケースに当てはまるわけでもありません。自分の弱さを隠すためや、自己評価が低いことから、他の人に対して攻撃的になる場合もあります。

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