「中華料理店でも"ついで"的なメニュー」→「一大トレンドに!」 《令和のニラソバブーム》立役者が明かす勝利必然の設計

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「たかがニラ」と思うかもしれないが、この店で食べると「こんなに美味しいんだ!」と思えるはずだ(写真:筆者撮影)

現在、柳さんはさまざまなニラを試している。生で美味しいニラもあれば、火を入れたほうがいいニラもある。「百年本舗」では、九十九里産の浜ニラを使用している。

「ミネラルが豊富で、味が濃くて甘みもあって本当に美味しいんです。ニラをきちんと選ぶだけでちゃんと差別化になります」

そして、ニラソバの完成度を一段引き上げたのが、ニラペーストだ。通常は捨ててしまうニラの下の白い部分を何かに使えないかと思ったのが始まりで、白い部分をメインに、緑の部分も混ぜてタレと唐辛子でペーストにした。

「汁なしって、ニラが混ざりにくいんですが、ペーストがあると全体がまとまりやすいし、歯にくっつかないんです。しかも、このペーストがご飯との相性抜群なんです」

定着のカギは「進化できるかどうか」

さて、このニラソバ、これがブームで終わってしまうのか、定着していくのか。柳さんは「正直、まだわからない」と言う。

「昔のニラソバのままだったら、定着しないと思います。でも、進化し続けられるなら、まだまだ伸びる可能性はあるでしょう。ニラは季節によって値段の振れ幅が大きい野菜なので、無理しない価格帯をつけることも大事ですね」

偶然のバズと、必然の設計の勝利。令和のニラソバは次のフェーズに進もうとしている。

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井手隊長 ラーメンライター/ミュージシャン

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いでたいちょう / Idetaicho

全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。「東洋経済オンライン」「マイナビニュース」「AERAdot.」等の連載のほか、コンテスト審査員、番組・イベントMCなどで活躍中。近年はラーメンの「1000円の壁」問題や「町中華の衰退事情」、「個人店の事業承継」など、ラーメン業界をめぐる現状を精力的に取材。テレビ・ネット番組への出演は「羽鳥慎一モーニングショー」「ABEMA的ニュースショー」「熱狂マニアさん!」「5時に夢中!」など多数。東洋経済オンラインアワード2024にて「ソーシャルインパクト賞」を受賞。その他、ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。著書に「できる人だけが知っている 『ここだけの話』を聞く技術」(秀和システム)がある。

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