小学生が1カ月に読む本の冊数は平均約12冊。読む前からやる気をなくしている子どもたちに働きかける親のしかけとは

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夕飯の支度に手を動かしつつも、「へえ。なんで?」と返してみる。

むしろ、親も知らないからこそおもしろい。ついスマホで調べてしまうのは、子どもよりも大人のほうだったりする。

「読書」より先に、「会話」が増えた

“本を読む”という行為を、つい「勉強」として管理しようとすると、親子ともにしんどくなるけれども、学習マンガなら「楽しみながら知ったことを話したくなる」。それが自然に起きることがありがたい、読書への入り口になっている気がした。

思い返せば、私たちもそうだったはずだ。図鑑や雑誌を読んで、友だちに披露したくなる知識や小さなネタがあったもの。「ねえ、知ってる?」と語りたくなる。あの感覚が、今の子どもたちにもちゃんと残っているのだ。

我が家の小学生男子にそうして様々な学習マンガで、興味をそそるように“ワナ”を仕掛けてきた。もちろん引きのあるものもあれば、食いつかないものもある。

特に学習マンガはテレビでもお馴染みのキャラクターが出てくるものも、いろいろ出ているので、選択肢は豊富になってきたように思う。

なかでも我が子がハマったのが、『となりのきょうだい』シリーズだ。理科のテーマを扱いながら、小学生の妹と中学生の兄の兄妹のやりとりがテンポよく進み、ギャグやツッコミが満載で、前述のようにゲラゲラ笑いながら読み進められる。

おもしろいから、気がつけば「また読んでいる」という日が増えていった。

歴史や伝記のイメージが強い学習マンガの中でも、このシリーズは『理科でミラクル』という植物や生物、人体などをテーマにしたものが出ている。そのため、自然と子どもの“話したくなるネタ”も理科の世界になった。

理科系というと図鑑好きな男子のものというイメージも強いかもしれないが、この本は我が家に遊びにくる女子たちにも大人気だった。それは多分、マンガという入り口と笑ってしまうストーリーで、先を読みたくなるからこそ。みんなゲラゲラ笑いつつも、「へぇ〜」と時々言っては、「ねえ、お母さん、これ知ってる?」と知識を話しにくる。

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