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ライフ #首都圏、住むとちょっといい街

「成城でも下北沢でもない中途半端な大人の街…?」 水曜になると店が「一斉に」閉まる街を支える「エコシステム論」の全貌

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長年この地に暮らす島田さんは、街並みの変化についても語ってくれた。

学生に優しい家賃

「経堂の駅は、昔は踏み切りで南北が分断されていたんですよ。でも2000年代のはじめごろに、高架になって分断が解消された。駅のロータリーができて、バスの乗り入れも楽になったので、利便性がさらに向上したんです。そのために家賃は上がっているけど、学生街だから駅から近くても、学生向けのワンルームならけっこう割安な物件もあって住み心地がいいんですよ」

東京農業大学出身の女性が手掛けた純米吟醸「星政宗(グラス 748円)」に舌鼓をうつ島田さん(筆者撮影)
経堂駅前(筆者撮影)

確かに、街の不動産屋の張り紙を見ると、「経堂駅 徒歩2分 5万7000円」など、学生に優しい価格帯の部屋も散見された。

「いろんな意味で住みやすいから、前にも話したとおり、若いころにこの街で暮らして、家庭を持ってからまた戻ってくるパターンも多いんだろうね」(島田さん)

島田さんの言う経堂のエコシステムは、「大学・魚・酒」だけではなく、「人が流入し、修業し、住み着き、一度離れ、また戻ってくる」という循環にも感じた。経堂エコシステムは住むとちょっといい街のキーワードとなりそうだ。

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