「大人のキャリア迷子」を救う意外な方法――なぜ今、大企業が「高校生の進路指導」を社員研修に導入するのか?
CCCが試験導入した「全世代型」キャリア研修の中身
TSUTAYAや蔦屋書店などで知られるCCCでは、社員のキャリア自律を支援するため、2025年に新たな研修トライアルを実施した。既存のキャリア施策では拾いきれない、「考え始める前段階」にある社員へのアプローチを補完する試みとして、外部で培われた意思決定支援の知見を取り入れた。それが、高校生向けに開発されたメソッドを用いた「迷いどころマップ作成講座」である。
この講座のもとになっているのが、私たちがつくった「ミライの選択」だ。開発者として、実際に研修を企画・担当したCCCの人事担当者に狙いを聞いた。
導入の背景には、世代ごとに異なる切実な課題があった。 20代・30代の若手層は、SNSなどで他者のキラキラしたキャリアを目にし、「自分はこのままでいいのか」という漠然とした焦りを抱えている。


















