子どもの偏食を「わがまま」扱いする親が見落としている重大視点
③好きなものばかり与えていませんか? 食べてくれる安心感から、つい食べられるものばかり多く与えてしまいがち。でもそれでお腹がいっぱいになり、新しい食材へのチャレンジ意欲が育ちません。あえて量を減らして余白を作ることで、少しずつ苦手な食材にも挑戦できるようになります。
④感覚過敏や感覚鈍麻という特性がある場合も。人よりも味や食感、におい、温度に敏感(または鈍感)な子もいます。この感覚の違いが、特定の食材を避けたり、偏食につながる要因となることもありますので、無理に食べさせようとするのではなく、感じ方の違いを尊重しながら、少しずつ慣れていけるようにする工夫が大切です。
このことを踏まえたうえで、ポイントは次の3つ。
1、五感を使って食材とふれあう。見る・触る・嗅ぐ・聞く・味わうで、脳に安心を与えます。
2、出汁や素材の自然な味に慣れる。刺激の強い味に偏ると、本来の味を感じにくくなります。
3、無理なく楽しく食の経験を重ねる。「苦手→ちょっと気になる→試してみよう」の小さな階段をつくりましょう。
味覚は、急には育ちません。でも、毎日のごはんの中で、少しずつ広げていくことはできるのです。
子どもの未来をつくるのは、日々の食卓
子どもの脳を育て、行動を安定させ、味覚の土台をつくるもの――、それは「特別な料理」でも「高価な食品」でもありません。毎日のごはんを安心して食べられること。そして、「おいしいね」と笑い合える食卓を積み重ねること。これこそが、子どもの未来を支える最強の食育です。
親が少し視点を変えるだけで、子どもの食は必ず変わります。そして食が変われば、心も、行動も、学びの力も、ゆっくりと確実に変わっていくのです。
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