子どもの偏食を「わがまま」扱いする親が見落としている重大視点

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苦手なものは、無理に食べさせるのではなく「楽しい!」「これ、知ってる!」を積み重ねること。焦らず、比べず、親子で楽しみながら「おいしい体験」を育てていきましょう。

「野菜そのものの味が苦手で……」「薄味にすると、全然食べてくれません」そんなお悩み、ありませんか? 最近の子どもたちは、レトルト食品や市販のお菓子など、刺激の強い味に慣れてしまいがちで、その結果、素材そのものの自然な味を「うすい」「おいしくない」と感じやすくなるのです。

でも、味覚は育てることができる感覚です。味覚の敏感な子ども時代こそ、素材の甘みや苦み、出汁のうま味、火の通し方で変わる香ばしさなど、「自然の味覚」を味わう力を伸ばす絶好のチャンス。

ポイントは、いきなり薄味にするのではなく、楽しく慣れていく工夫をすること。お味噌汁の出汁を、粉末ではなく昆布+かつお節でとってみる、素材の断面や香りを一緒に観察して、五感を使って味わう、おやつを甘さ控えめの手作りにして、味覚をリセットする。こうした体験が積み重なると、子どもは自然と素材の味に興味を示すようになります。

偏食の背景を理解すると、子どもが見違えるように変わる

偏食や食べムラの裏側には、さまざまな要因が潜んでいます。①噛む力や飲み込む力の発達段階を見直してみましょう。食材の一口サイズや固さ、水分量が合っていないと、飲み込みづらさや不快感につながります。「食べたくない」のではなく、「食べづらい」と感じている可能性もありますので、やわらかさを調整したり、一口の量を減らしたりするだけで、食べやすくなることもあります。

②食べる時間が決まっていないとお腹が空かない状態に。おやつや飲み物など、常に口にできる状態が続くと、空腹感が薄れ、ごはんの時間に食欲が出ません。「ごはんの時間」「おやつの時間」を区切ることが、食べるリズムを整える第一歩です。

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