人の心や思いは人生の機微の中で変わっていくものです(写真:shironagasukujira/PIXTA)
人間関係のトラブル、仕事のパフォーマンスやモチベーションの低下、夫婦間の不和、心身の不調……。さまざまな悩みの根底には、心の奥底に炭火のようにくすぶり続ける「怒り」がある――。
新著『しつこい怒りが脳から消えていく本』では、精神科医・僧侶・カウンセラーの著者、斉藤大法氏が「怒りを長期化させない」ためのアンガーマネジメント術を紹介。本稿では、同書から一部を抜粋してお届けします。
欲望や期待、打算、思い込みなどが見え隠れする
●「愛」というクセモノ
「愛憎」という言葉があります。
愛が深ければ深いほど、裏切られたと感じたときはショックが大きく、一気に対極にある憎しみへと転じてしまう、という意味です。
たとえば、親しい友人や、共に働く仲間からの裏切りは大変ショックですが、なんといってもつらいのは家族からの裏切りでしょう。身内から裏切られた場合の衝撃と落胆――。その大きさは、はかりしれません。
しかし、よく考えてみると、「愛」というものはクセモノです。
私たちが「愛」と呼んでいるものの裏には、往々にして自分の都合のいい欲望や期待、打算、思い込みなどが見え隠れしています。
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