面接で漫然と会話をして、最後は「フィーリング」で決める…中途採用で「思っていた人と違う」が頻発する理由

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(写真:jessie/ PIXTA)
「なぜ、うちの会社には人が来ないのか?」。今、日本中の経営者・人事担当者が同じ悩みを抱えています。求人を出しても応募が来ない、内定を出しても辞退される、入社してもすぐ辞めてしまう。この悪循環を断ち切れない企業が少なくありません。
本記事では、数百社の採用支援実績を持つ内藤貴皓氏の著書『採用大全』を抜粋・再構成し、採用がうまくいく企業とそうではない企業が「何を見て」「どう動いているのか」を紐解きます。

「とりあえず会って話す」が象徴するもの

「とりあえず会って話してみましょう」

これは、ある中堅IT企業の採用担当者が、書類選考を通過した候補者に送ったメールです。しかし、この「とりあえず」という言葉が、すべての問題を象徴しています。

何を見極めたいのか、どう評価するのか。何も決まっていないまま面接に突入する。これでは、優秀な人材を見極めることなど不可能です。

先日、ある広告代理店の面接に同席する機会がありました。デザイナー職の面接でしたが、驚くべき光景を目にしました。

面接官「えーっと、デザインの経験は……3年ですか。いいですね」

候補者「はい、主にWebデザインを担当していました」

面接官「そうですか。で、うちの会社は知ってました?」

候補者「はい、業界では有名ですので」

面接官「ありがとうございます。えーっと、他に何か聞くことは……」

沈黙が流れます。面接官は手元の履歴書を何度も見返しますが、次の質問が出てきません。結局、残りの時間は会社説明で埋められました。

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