「1kgの巨大ケーキ」「真骨頂の手打ちパスタ」…イタリアで驚いた!欧州の《クリスマス&正月》の"意外な実態"

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ただしこの2つは、元々はそれぞれミラノ、ヴェローナで生まれた伝統菓子でありながら、イタリア全国に広まった商業的な存在でもある。一方で各地それぞれに、伝統的に作られ、食べ続けられている地方クリスマス菓子がある。

例えば私の好きなのはナポリ地方の「ストゥルフォリ」というお菓子。レモンの皮を削り入れた小麦粉の生地を小さく丸めて油で揚げ、ハチミツで固めてクリスマスっぽく飾りつける可愛らしいお菓子だ。

ストゥウルフォリ
ナポリの伝統クリスマス菓子「ストゥルフォリ」(写真:筆者撮影)

なんということのない素朴な味だけれど、1つ、また1つと手で摘んで食べ続けてしまう、不思議なおいしさに満ちているのが、郷土菓子、イタリア菓子の魅力かもしれない。そんな存在が各地にあるのも、イタリアの楽しさの一つかもしれない。

前菜の数々と豪華メイン

そしてクリスマスに食べる料理もまた、地方それぞれだ。

例えば私の住む北イタリアのピエモンテ州トリノは、赤ワインの王様と呼ばれるバローロや女王様と言われるバルバレスコを筆頭とするワインの名産州だけに、おいしい料理も多い。

そのせいか(?)クリスマスにだけ食べる料理というものは特になく、伝統的なピエモンテ料理=ご馳走を食べるというのが一般的なようだ。

普段は手がかかってなかなか手作りしないような数々の前菜に、詰め物入りパスタの「アニョロッティ・デル・プリン」をプリモ・ピアットとして、「牛肉のバローロ煮込み」をセコンドに、なんていうのは一例だ。

ピエモンテ料理は前菜の種類が多いのも特徴とされているので、パスタに辿り着くまでにとても時間がかかり、お腹ははち切れそうになる。デザートもパネットーネを中心に、クリーム系のデザートやチョコレート、ドライフルーツなどなどがテーブルに並び、昼食が終わる頃には夕方になっている。

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