「1kgの巨大ケーキ」「真骨頂の手打ちパスタ」…イタリアで驚いた!欧州の《クリスマス&正月》の"意外な実態"

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お正月のメインイベントは、12月31日の夜中の12時、つまり新しい年があける瞬間に好きな人同士集まって祝うことなので、何を食べるかよりもその瞬間を一緒に過ごすことに重点が置かれる。

友達の家で集まってパーティーをしたり、クラブなどに繰り出して踊りながら祝ったりする人、コンサートに行く人など、さまざまだ。

レストランではCENONE(チェノーネ 大きな夕食、という意味)という特別メニューが組まれ、夕食開始の8時ごろから12時になるまで延々と食べ続ける。星付きの高級店などでは1000ユーロもするようなメニューがあったりして、グルメの間では話題になったりもするが、最近の傾向ではそういう過ごし方は「too much」だと、飽きられ敬遠され始めているらしい。

というわけで、友人宅だろうが高級店だろうが、31日の夜中だろうが、1月1日の昼食だろうが、イタリアのお正月のテーブルに欠かせないのが、ザンポーネ、またはコテキーノという加熱して食べるタイプのサラミだ。

「ザンポーネ」と「コテキーノ」
スーパーマーケットに並んでいた「ザンポーネ」と「コテキーノ」(写真:筆者撮影)

豚のミンチと脂肪、皮が入ったゼラチン質な口当たりと、スパイシーな味わいはヘビーだけれどとてもおいしい。その丸い切り口がお金に似ているところから、お金に不自由しませんようにという願いが込められているという。同じく小銭に見立てたレンズ豆の煮込みを添える。日本のお節料理も、それぞれ縁起担ぎの理由があるのと似ていて、面白い。

日伊混合文化の我が家

お正月
我が家のお正月・イタリアバージョン。左奥が輪切りにしたコテキーノ。その右はレンズ豆をコンソメや月桂樹の風味をつけて煮たもの(写真:筆者撮影)

日伊混合文化の我が家では、元旦の昼はイタリア式にコテキーノとレンズ豆を、夜はお雑煮や黒豆、伊達巻きなど最低限のお節料理を準備するのでとても忙しい。早くお正月が明けてのんびりしたいというのが正直なところだ。

宮本 さやか ライター

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みやもと さやか / Sayaka Miyamoto

1996年より、イタリア・トリノ在住。イタリア人の夫と娘と暮らしつつ、ライター、コーディネーターとして日本にイタリアの食情報を発信する。一方、イタリア料理教室、日本料理教室、そしてイタリアの人々に正しい日本の食文化を知ってもらうためのフードイベントなども行っている。ブログ「ピエモンテのしあわせマダミン2」

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