「1kgの巨大ケーキ」「真骨頂の手打ちパスタ」…イタリアで驚いた!欧州の《クリスマス&正月》の"意外な実態"

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お正月と言っても日本のような三が日の習慣はなく、12月31日の24時10秒前にカウントダウンをして新年の到来を祝う、その瞬間を好きな人と楽しく過ごすのがイタリア(と、おそらく欧州全体)のお正月だ。スイスでは今年、そんなふうにディスコで新年を祝っていた若者たちが大規模火災に巻き込まれるという悲惨なニュースもあった。

日本がクリスマスはカップルで出かけたり、友人同士でパーティーしたりする一方で、お正月ぐらいはと実家に帰ったりするのと、ちょうど正反対な感じとも言える。

イタリアの年末年始は何を食べて過ごすのか

イタリア人がクリスマスに圧倒的にたくさん食べるものの筆頭といえば、「パネットーネ」と「パンドーロ」という2大クリスマスケーキだ。

どちらも卵とバターがたっぷり入ったふわふわの発酵生地のケーキだが、パネットーネにはオレンジピール、レモンピール、干し葡萄などが入り、外側にも砂糖コーティングしてあるなど、よりスイーツ感が強い。

ホールで売られていて1kg、500g、100g程度のミニサイズなどがあるが、1kgが一般的。製菓店の自家製なら最低でも30ユーロ以上、スーパーの工業製品なら10ユーロ以下のものもあるなどバラエティに富んでいる。

パネットーネ
トリノの有名なパスティチェリアのショーウィンドウに並ぶパネットーネたち(写真:筆者撮影)

一方のパンドーロは、シンプルなスポンジケーキに近く、特徴的なのは背の高い星形をしていることと、食べるときに粉糖をたっぷりまぶして食べる事。

パンドーロ
友人が作ったパンドーロ(写真:筆者撮影)

30年前に私がイタリアに来たばかりの頃は、パネットーネよりもパンドーロのほうが好き、という人が私の周りにも多かったし、私自身もそう思っていた。

パネットーネはオレンジピールなどがひたすら甘いだけ、生地もカサカサしていて、ただ伝統的なお菓子を作っておけばいいだろう的なおざなりな感じが漂っていたからだ。

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