円のゆくえを問いなおす 実証的・歴史的にみた日本経済 片岡剛士著

円のゆくえを問いなおす 実証的・歴史的にみた日本経済 片岡剛士著

日本の実質実効為替レートはリーマンショック直前と比較して2割を超える円高にあり、先進国の中で突出した為替高になっている。

著者は、政府・日本銀行の政策に問題があるからだと指摘する。政府の「対策」はデフレと円高が並存する状態から脱する助けにはならず、むしろデフレと円高の悪影響を助長し、政策の信頼性を低下させる。日銀の金融政策も、金融緩和の程度、オペレーションの政策効果を高める工夫、政策当局が設定する予想インフレ率への誘導のいずれも不足していて、デフレと円高を脱するには十分ではないと判定する。

為替と物価による通貨変動の日本経済への影響を、実証的・歴史的に解明する。

ちくま新書 924円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • トクを積む習慣
  • ネットで故人の声を聴け
  • 本当に強い大学
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
消える仕事、残る仕事<br>1億人の「職業地図」

コロナ、AI、脱炭素――。私たちの雇用を取り巻く環境が激変しています。今後、どんな職業を選ぶかは死活問題に。2030年に向け「消える仕事」「残る仕事」36業種、「会社員の価値」がわかる9職種を掲載。本特集が職業を改めて考える機会になれば幸いです。

東洋経済education×ICT