円のゆくえを問いなおす 実証的・歴史的にみた日本経済 片岡剛士著

円のゆくえを問いなおす 実証的・歴史的にみた日本経済 片岡剛士著

日本の実質実効為替レートはリーマンショック直前と比較して2割を超える円高にあり、先進国の中で突出した為替高になっている。

著者は、政府・日本銀行の政策に問題があるからだと指摘する。政府の「対策」はデフレと円高が並存する状態から脱する助けにはならず、むしろデフレと円高の悪影響を助長し、政策の信頼性を低下させる。日銀の金融政策も、金融緩和の程度、オペレーションの政策効果を高める工夫、政策当局が設定する予想インフレ率への誘導のいずれも不足していて、デフレと円高を脱するには十分ではないと判定する。

為替と物価による通貨変動の日本経済への影響を、実証的・歴史的に解明する。

ちくま新書 924円

  

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