《日本人が見たミャンマー軍事クーデター後のリアル》激しさ増すデモと容赦なき弾圧。「どうか無事に」の思いも虚しく、19歳女性が頭を撃たれ…
デモ開始。3本指とクラクションでつながる市民
2021年2月8日、クーデター後、初めての週末。何かが起きる、と誰もが予感していた。友人は当初「抗議運動はできない」と言っていたが、人々の怒りは膨張し続けており、鍋を叩くだけで終わるはずはなかった。
土曜の朝10時頃、あちこちから情報が入り始めた。「デモが始まった」「ヤンゴン北部から群衆が南下している」「警察の護送車が走っている」いよいよ始まったか。どうか血が流れませんように……。
祈るような気持ちで、さらなる情報を検索しようとしていたとき、突如インターネットが途絶えた。またか! おそらく市民の間で情報が拡散され、運動が拡大するのを、軍が阻止しようとしているのだろう。
こうなると自宅にテレビがない私は、まったく情報にアクセスできなくなる。夕方には電話も使えなくなり、外部との連絡手段は完全に絶たれた。かつての軍政下で、ミャンマーの人々はこうして一方的に、いろんなものを奪われてきたのだ。体験して初めてわかる不条理に、唇を嚙み締める。



















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