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「鬼滅の刃」「国宝」…《25年の映画興行》が"超盛り上がった"ワケ 実は「新たな動き」も生まれていた

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前作は、シネコンに映画が枯渇していたコロナ禍における大ヒットだったが、今作は平時にもかかわらず前作とほぼ変わらない興行を見せている。本シリーズのとてつもない集客力を改めて示した。

今作が前作を超えるかはまだわからない。しかし、この先、完結までにまだ2作が控えている。シリーズの終幕までに、日本映画の新しい記録を樹立するのは間違いないだろう。

秋以降は「レゼ」がバズる

レゼダンスなどもSNSで話題になっている(写真:(C) 2025 MAPPA/チェンソーマンプロジェクト (C)藤本タツキ/集英社)

続いて大きな話題になったのは、9月19日公開の劇場版『チェンソーマン レゼ篇』だ。最終興収は100億円超えが見込まれる。

原作は『週刊少年ジャンプ』(集英社)の戦闘アクション系漫画であり、テレビアニメを経たシリーズ初の劇場版となる。近年は『週刊少年ジャンプ』発の劇場版アニメの100億円超えが続いているが、本作も初の劇場版にして、その仲間入りを果たしそうだ。

主人公のデンジ(写真:(C) 2025 MAPPA/チェンソーマンプロジェクト (C)藤本タツキ/集英社)

コアファンは男性層が多いであろうバトル系アクション作品だが、SNSのリアクションからは、ファンの裾野が女性層に広がっていることがうかがえる。作品本来のファン層を劇場版が拡大したことを興行が示している。

また、製作面で特徴的なのは、大作映画で一般的な製作委員会方式ではなく、アニメ制作会社・MAPPAが1社で全額出資していること。そのぶんリスクは高いが、スピーディーかつフレキシブルにさまざまな施策が可能になり、それが稀に見る規模のグローバルヒットにもつながっているのだろう。

本作は、日本アニメが次なるフェーズへ踏み出したことを示す作品のひとつとしても捉えることができる。

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【『8番出口』『爆弾』】

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