「鬼滅の刃」「国宝」…《25年の映画興行》が"超盛り上がった"ワケ 実は「新たな動き」も生まれていた

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吉沢亮
主人公・喜久雄を演じた吉沢亮(写真:(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会)

映画製作のスタイルとしても、従来のテレビ局が製作委員会に入る、既定路線の一般的なエンターテインメント大作とは異なる流れから生まれた作品であり、映画業界に与えた影響も大きい。今年を代表するヒット作であり、邦画製作の新たな時代への起点になる意義のある作品になった。

とてつもない集客力を改めて示した『鬼滅の刃』

下半期は、アニメの大ヒットが世の中の話題をさらった。

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が7月18日に公開されると、ネットニュースもSNSもマスメディアもその爆発的な興行の話題であふれかえった。

前作が歴代最高興収記録を持つ『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(407.5億円/20年)であるだけに、公開前から高い期待を集めていたが、圧巻の映像美が瞬く間に話題になって初速から破格の興収となった。

冨岡義勇
水柱の冨岡義勇(写真:(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable)

その後、その勢いは留まるところを知らず、公開8日で100億円、23日で200億円、46日で300億円を突破。12月中旬の時点で400億円まで目前に迫り、前作を超える歴代記録更新への期待が高まっている。

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