丸わかり! ユニクロ「ウルトラライトダウン」が消費者の手元に届くまでの"複雑なサプライチェーン"

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素材を調達する

ウルトラライトダウンには、軽くて暖かいという特徴があります。この特徴を支えているのが、ナイロン、ダウン・フェザー(羽毛)という素材です。

ナイロンは、日本の有名な素材メーカーである東レが特別に開発した、軽くて丈夫な素材を使用しています。東レはこのナイロンを中国などの工場で高度な繊維技術と生地設計、染色技術で織り上げ、染色しています。

また、ダウンや羽毛の調達先は公開されていませんが、「live-plucking(生きたまま羽を抜くこと)」や「force-feeding(強制給餌)」を禁止し、RDS(Responsible Down Standard)の認証を受けた農場から素材を調達し(主に中国と想定)、環境や動物保護の基準を満たしたものだけを使用しています。

こうしてユニクロは品質だけでなく社会的責任も果たしているのです。

日本から派遣された「匠チーム」による細かい指導

服をつくる

素材がそろった後は、実際に服をつくる工程に入ります。ユニクロのウルトラライトダウンは、中国やベトナム、バングラデシュ、インドネシア、インドなど主にアジアの国々の工場の最適な拠点で委託生産されています。

工場ではナイロン生地をパターンに沿って裁断し、縫い合わせて服の形に仕上げた後で、羽毛を詰め込みます。羽毛を均一にするための特別な縫製技術や、日本から派遣された「匠チーム」と呼ばれる技術者による細かい指導で、高品質を維持しているものと考えられます。

(出所:『この1冊ですべてわかる グローバル物流の基本』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

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