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丸わかり! ユニクロ「ウルトラライトダウン」が消費者の手元に届くまでの"複雑なサプライチェーン"

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  • 樫山 峰久 ヤマトタケルマネジメント代表、グローバルビジネススペシャリスト・サプライチェーン戦略家、米国公認会計士(ワシントン州)
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一国内で閉じる物流と、世界中の個別の国々で異なる法律、慣習、インフラ、人的資源において行われる物流を管理するところに、グローバル物流の要諦があります。

サプライチェーンマネジメント(SCM)とは

サプライチェーンマネジメント(SCM)は、簡単にいうと「モノをつくってから売るまでの商品とそれに付随する情報の流れ」で、筆者はロジスティクスと本質的に同義と考えています。

ただし、戦争における兵站と企業活動では違いがあります。兵站は自軍の活動を支えることが目的であり、需要は基本的に内部の意思決定から生じます。

一方、企業のSCMでは起点は「消費者」の需要であり、自社がコントロールできない領域から始まります。そのため需要予測が出発点となり、供給活動全体を左右します。したがって、SCMの目的は消費者需要に対応しつつ利益を最大化することです。

ロジスティクスとSCMはいずれも「必要なときに、必要なものを、必要な場所に運ぶこと」を共通の目的としながらも、兵站では戦争での勝利、企業活動では利益の最大化が究極の目的となる点で異なります。

上記のように、筆者は「物流」はフィジカルなモノの動きにかかわる活動として定義しており、「サプライチェーンマネジメント(SCM)」は企業活動における需要予測を基点とした商品の製造、流通、販売を司る一連の管理活動及びプロセスを指します。

さらに「ロジスティクス」は、制約を内包したSCMを支える活動として位置づけています。

「ウルトラライトダウン」が店頭に届くまで

前述の通り、「サプライチェーン」は「モノをつくってから売るまでの商品とそれに付随する情報の流れ」と理解すれば良いでしょう。

洋服は多くの工程を経て私たちの手元に届くため、サプライチェーンを理解する良い例になります。ここでは、ユニクロのウルトラライトダウンを例にサプライチェーンの流れを追ってみましょう。

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【まずは「素材の調達」から】

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