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ライフ #「ゴミ屋敷」孤独な部屋の住人たち

「妻がいなくなって、ゴミ屋敷に」「管理人が怖くてゴミが出せない…」 1人で《4LDKのゴミ屋敷》に暮らす60代男性が抱えた孤独

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きっとこうして顔を合わせて話せる機会がなかなかないのだろう。男性はピアノの椅子から立ち上がり、ペットボトルの上をガラガラと音を立てながら、ドアから顔を出して玄関を覗いた。面と向かって話をするのはやはり怖いようだ。

「11月にちょっと片付けさせてもらいますって言ったんですけど。あと2~3回はかかるかもしれないけど」(依頼主の男性)

「(マンションの人たちは)そんなこと聞いてないって言っていますよ。今、理事会の人で集まって話をしていますが、『11月には片付ける』くらいのことしか聞いていないんですよ。別にゴミを出すことがダメだと言っているわけではないんですよ。トラックを停める場所だったり、エレベーターの養生だったり、いろいろあるんですから、とにかく事前に連絡をください」(管理人)

ゴミに埋もれた部屋で依頼人と話をする筆者(写真:筆者撮影)

管理人が去った後、男性は青ざめた表情でこう呟いた。

「管理人と顔を合わせると、心臓がキュッと締め付けられるんですわ」

カチカチに踏み固められた「20年分のゴミ」

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「とりあえず向こうの部屋に行けるように、廊下をまずは貫通させるんで」

二見氏は、腰の高さまで積み上がり、カチカチに踏み固められたゴミの層を足で崩し始めた。

「当初は部屋の中でゴミの分別をしようと思っていましたが、ゴミが踏み固められているので、想像以上に量があります。管理人さんとの兼ね合いもあるので、部屋で分別はせず、ゴミの搬出を優先します」(二見氏)

20年分のゴミはとんでもない固さに踏み固められている(写真:筆者撮影)

固まったゴミを足でほぐし、柔らかくしてから、大きなちりとりで一気にすくい上げる。ゴミの分別は外で待機しているパッカー車へ投入する際に行う。そして、作業開始から2時間後。ついに、「開かずの扉」の先に足を踏み入れることになった。

(「開かずの扉」の先には何があったのか……この続きは12月27日に配信します)

玄関からすでに進むのが困難な状態だった今回の家。この扉の先はいったいどうなっているのか(写真:筆者撮影)

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