週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

「習慣化」した行動が"自動運転"を始めてしまい…【サブスク】を解約できない人の脳に起きる変化

8分で読める
  • 松迫 崇道 株式会社CALENDAR 代表取締役
2/5 PAGES

翌日から、朝起きて、顔を洗ったあと、すぐに常温の水を飲むようにしました。もともとは、顔を洗ったらそのままリビングに行っていたのですが、その前にキッチンに寄って、コップ1杯の常温の水を飲むように意識的に行動を変えました。

最初は意識的にキッチンに行くようにしていて、考えごとをしていたらうっかり水を飲むことを忘れてしまった日もあったのですが、2カ月くらい経ったときには、あまり意識せずとも自然に顔を洗ったあとにキッチンで水を飲むようになっており、習慣として定着しました。

みなさんも、洗顔や歯磨きなど、朝に行うすでに習慣になっているものを思い浮かべてみてください。おそらく、あまり意識して行動しなくても、朝の行動の一連の流れで自然にできているのではないでしょうか。

習慣化することで変わる「脳の活動領域」

その行動の一連の流れは、「〇〇をしたら□□をする」という行動が紐付くことでできています。朝起きたらトイレに行って、そのあと顔を洗って、リビングに行ってカーテンを開けて……。

朝起きてからの行動はとくにわかりやすいと思いますが、このように、行動の紐付きであまり意識しなくても自然にそのように動くようになっています。それが「習慣」です。

人の習慣は時間で管理されてできているのではなく、行動の紐付きでチェーンのようにつながってできているのです。

この行動の紐付きは、脳内でそれらの行動の順番が関連づいたかたちで記録されているために起こります。

「〇〇をしたら(条件)、□□をする(行動)」ということが繰り返されることで、脳がそれを覚え、そのつどあまり意識しなくても自動操縦的にその行動を行うようになります。

そのつど意識したり、やるかやらないかの判断をしたりする必要がないので、脳が使うエネルギーも少なくて済みます。習慣化は脳の省エネ作用でもあるのです。

習慣は「〇〇をしたら□□をする」、つまり「ある条件になったらこの行動をする」という紐付きであるということは、何かを習慣化したいときに非常に重要なポイントにもなってきます。

次ページが続きます:
【習慣になる前と、習慣になったあとの違い】

3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象