「人生は巨大なビュッフェ」皿に載せすぎない人生術——選ぶ・捨てる・断るで毎日がラクになる。スタンフォードが教えている人生の優先順位

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忙しい女性
物事に優先順位をつけるのは社会人の基本です(写真:Pangaea / PIXTA)
1月12日は成人の日。2022年4月1日より日本の成年年齢は18歳に引き下げられたが、今も20歳を成人式の対象にしている自治体は多い。
20歳という節目を経て、これから社会の大海原へ漕ぎ出すとき、頭に入れておくといい人生のヒントはたくさんある。そして、かつて20歳だった世代も、改めてそのヒントに触れれば、人生の視野が広がることもあるだろう。
そこで、スタンフォード大学で起業家精神とイノベーションについて講座を持っていた起業家・ティナ・シーリグによる著書『新版 20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』より一部を抜粋、再編集し、優先順位を決める大切さについて考えます。
【合わせて読む】スタンフォードが教えている「人助け」のシンプルな習慣——「私にできることある?」「大丈夫?」の一言が世界を変える

「あれもこれも」で消化不良に

たくさんのタスクが押し寄せてきて大変! そんなとき、実は自分で自分の首を絞めている場合があります。多くの責任を背負い過ぎてしまうのが大きな原因です。無理をすると、いずれ収拾がつかなくなります。

人生は魅力的な可能性が盛られたトレイがずらりと並んでいる巨大ビュッフェのようなものですが、欲張って自分の皿にあれもこれもと載せると、食べきれないし、消化不良になってしまいます。

本物のビュッフェとおなじで、人生においても時間をかければすべて平らげることはできますが、いっぺんにはできません。何歳になっても、優先順位を決めるのはむずかしいものです。

ですが『エッセンシャル思考』の著者、グレッグ・マキューンが言っているように、「あなたが人生の優先順位を決めないなら、誰かに決められることになります」。

あれが足りないこれが足りないと、ないものばかりに目を向けて大きくなった末に、豊か過ぎる世界に気づきます。そのため多くの機会を前にすると、ビュッフェのように欲張って自分が食べられる以上のものを取ってしまうのです。

ひとつの解決法として、人生の優先順位は変わっていくものだと認識したうえで、そのときどきの優先順位を3つだけ決める方法があります。この考え方は目新しいわけではありません。じつは、アメリカ海兵隊をはじめ軍隊では、一般原則として「3つのルール」が活用されています。

長年の試行錯誤の結果、大多数の人間が遂行できるのは一度に3つまでであることが判明したため、軍事システム全体の設計にこれが反映されています。中隊長は3人の小隊長を束ね、小隊長は3人の分隊長を束ね、分隊長は3人の班長を束ねます。

陸軍では「4つのルール」を束ねましたが、効率は目に見えて落ちたそうです。自分の「To Do リスト」を眺める方法がもうひとつあります。やるべきことと、やりたいことに分けて考えるのです。

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