詳しくは後述するが、私は“健康寿命を延ばしたい”という思いが強く、そのために日頃から健康には気を配っている。その積み重ねが、20年以上“太らないままでいられている”ことにつながっているのだと思う。
「見られている意識」を忘れない
体型が変わらずにやってこれている一番の理由は、「人に見られている」意識を常に持っていたからだろう。
私はフードライターの傍ら、人前で話す仕事(MC業)もしている。フードライターは必ずしも自分の姿を他者に見せなくてもいいが、兼業している司会業は“選ばれて”勝ち取る仕事だ。ライバルも容姿には気を使っている人ばかり。「フードライターをしていて食べまくっているから、こんな感じの体型です!」では、収入が激減するのは目に見えている。
また、映像は写真以上に自分を客観視できる。少しでも太ると映像に映る自分の姿にショックを受けるため、体型維持へのモチベーションを維持しやすい。
こういった話を聞いて、「でも、人前に出る仕事じゃないし…」と思う人もいるかもしれない。実際、私のようにMC業の仕事をしている人はそう多くないだろう。そういった人は、写真に映る機会を増やすといいかもしれない。写真館で家族写真を撮ってもらうでもいいし、友人との旅行の際に記念撮影するとかでもいい。重要なのは、鏡やスマホの自撮りではない形で、自身の姿を客観視することなのだ。
余談だが、私は平成1桁生まれ。時代もあってか、平成女児だった頃から“太りたくない精神”が根付いていた。12歳からティーン誌のモデルやアイドルに憧れる幼少期を過ごし、中学生の頃には小顔ローラーを片手に、間食に納豆を食べる子どもだった。
この時期に、「ビジュアルがよくなりたい」というルッキズム精神が根付いてしまったわけだが、ある意味功を奏してか、中学3年生から現在の30代まで、体重はほぼ変わっていない。


















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