実現なら「GOT」や「ハリポタ」など名作も手中に…?Netflixが《ワーナー・ブラザース巨額買収》で得る果実。「エンタメ勢力図」はどう塗り替わるか
取引が成立すれば、Netflixは映画スタジオ、プレミアムドラマの名門ブランド、DCコミックスのキャラクター群、そして100年分の映像ライブラリを手に入れることになります。
つまり、『ゲーム・オブ・スローンズ』『ザ・ラスト・オブ・アス』といったHBOの代表作から、『バットマン』『ジョーカー』のようなDC映画、さらには『ハリー・ポッター』シリーズまで、世界的な超ヒット作がNetflixの傘下にまとまる可能性があるということです。
こうなるとNetflixは“配信サービス”の枠を超え、「制作・配給・放送」を同時に握る、ハリウッドの新たな中心的プレーヤーへと変わります。今回の買収が世界的な注目を集めるのは、まさにその可能性が現実味を帯びてきたからです。
この5年でNetflixの企業価値は2倍に
前述のシャピロ氏が独自に作成するエンターテインメント産業マップ「MEDIA UNIVERSE」も、今回の買収劇を理解するうえで重要な手がかりになります。
このマップは140社以上のメディアやテック企業を時価総額でスケール化したもので、どの企業がより大きなリソースを持ち、どこに産業の中心が移りつつあるのかを一目で把握できます。
世界最大級のコンテンツ国際見本市「MIPCOMカンヌ2025」(同年10月)のセッションで、シャピロ氏は「これは予測モデルではなく、現実をそのまま並べた地図にすぎない」と語りながら、過去5年間の変化に触れました。
Apple、Microsoft、Amazon、Google は規模を倍増させ、Netflixも企業価値を約2倍に拡大しています。対照的に、伝統的なメディア企業の多くは縮小や事業分割を余儀なくされ、巨大IT企業が築くエコシステムの外周に位置づけられるようになってきました。


















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