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ドラマのイメージが強いNetflixですが、2025年はいよいよ日本発バラエティ番組も仕掛ける年になりそうです。2月12日に開催されたNetflixの新作発表イベント「Next on Netflix 2025」で年内に独占配信する5本の新作バラエティ番組があることがわかりました。中高年のギラギラした恋愛をさらけ出す「あいの里」にゲイのリアルな恋愛事情を垣間見れる「ボーイフレンド」と、これまでも十分に攻めている気がしますが、ローカル純度をさらに上げて勝負するというのです。象徴するのが“ヤンキー”を主役にしたリアリティショーです。裏話を聞けば聞くほど、MEGUMIプロデュースの本気度がうかがえます。
新規性あり、本音あり
Netflixでこれまで独占配信された日本発バラエティ番組は24本に上るそうです。世界でバズった「はじめてのおつかい」などは含まれず、あくまでもNetflixオリジナルに限った数ですが、日本ローンチから今年で10年を迎えることを考えると、そう多くはありません。
ただし、布石を打ち続けてきたと言えそうです。「Next on Netflix 2025」に登壇したNetflixコンテンツ部門アンスクリプテッド統括の太田大氏が説明した戦略方針から裏付けることができます。
ちなみに肩書にあるアンスクリプテッドとは、ドラマや映画など脚本があるコンテンツ以外のジャンルを指すもので、バラエティ番組も含まれます。そもそも海外のテレビ業界ではアンスクリプテッドと表現するのが一般的です。さらに言えば、エンタメ系のアンスクリプテッドはリアリティショーかゲームショー、トークショーぐらい。日本ほど多様なエンタメ系アンスクリプテッドを作り続けている国がないこともあって、バラエティ番組という総称を使わないのです。日本はガラパゴス的にバラエティ番組を発展させてきたとも言えます。
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