周到に準備しておいたはずが…事前に仕込んだ「雑談のネタ」が【不発に終わってしまう人】の盲点

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基本的には「雑談では両手にミットをはめて受け止める」。この意識を持つだけで、雑談の姿勢はぐっと変わっていきます。

迷ったらコレ! 「リアクション」で即レス上手になる

「反応が大事なのはわかったけれど、具体的にどうすればいいの?」。そう思う人も多いでしょう。では、ここからはより具体的なコツを学んでいきましょう。

『「何を話していいかわからない」がなくなる 雑談のコツ』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

雑談において、一番簡単で、すぐに使える反応。それが、あいづちなどの「リアクション」です。

雑談に関する本でも、よくリアクションの重要性が取り上げられています。雑談の反応においてはリアクションを身につけるのが、一番手っ取り早く効果的です。

そもそも「リアクション」という言葉は、日本語では「このメールにリアクションしてよ!」といった和製英語的な使い方をすることが多いですよね。でも、英語のreactionを日本語に訳すと……そう、「反応」です。

リアクションと聞くと「たかがあいづち」と軽く見てしまいがちですが、実際はとても効果的で、即効性があります。話している側は、相手がいいリアクションを返してくれると「自分の話を楽しんで聞いてくれている」と実感できます。

それだけではありません。こちらにとっても雑談のリズムが生まれます。会話の世界でも「テンポが合う」という言い方をしますが、リアクションを通してリズムを作れると、会話のテンポを自分たちの心地よいものに整えていくことができるのです。

テレビ番組でタイミングよくリアクションする芸人が重宝されるのは、番組全体を盛り上げる役割を果たすからです。雑談も同じで、相手の話を盛り上げるためには、リアクションが欠かせません。それくらい大切な要素なのです。

ひきた よしあき SmileWords代表取締役 コミュニケーションコンサルタント

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Yoshiaki Hikita

早稲田大学法学部卒業。博報堂に入社後、クリエイティブディレクターとして数々のCMを手がける。行政、大手企業などのスピーチライターとしても活動。幅広い業種・世代間のギャップなどを分析し、コミュニケーション能力が高まる方法を伝授する。また、大阪芸術大学、明治大学、慶應MCCなどで教え、「はじめて『わかった!』と心の底から思えた講義」「一生ものの考える力が身につく」と支持を集める。教育WEB「Schoo」では毎回事前予約が約20,000人集まるほどの人気ぶり。著書に『5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』(大和出版)など。

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