コツはとっても簡単! コンサル出身者が「パワーポイントの資料作成」で"決してやらないこと"

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ここで重要なのは、言うことをひとつに絞ることです。 実は、これが案外むずかしい。

ついサービス精神を発揮して、たくさんの図解やグラフを1枚のスライドの中に3つも4つも盛り込んでしまいがちです。そこに、多くの太字や赤字での強調、そして、吹き出しでのコメント……。

こういう資料は、いったい何が言いたいのかわかりません。言いたいことがたくさん盛り込まれすぎていて、見る側は、どう解釈していいのか、何がいちばん大事なのか、わからない。というより、つくっている本人もわかっていない。頭の中で整理されていないのでしょう。また、ひとつのグラフからたくさんの結論が書いてあるパワポもよく見かけます。これも結局何が言いたいのか、わかりません。

聞き手が知りたいのは、そのグラフを、どう読みとるかというあなたの解釈です。「要するに、何が言いたいの? 言えるの?」ということです。

グラフを出したら、あなたの解釈はひとつだけ。ひとつのメッセージだけを伝えます。

複数のことを言いたければスライドを分割する

ワンスライド・ワンメッセージでは、基本は、グラフや表がひとつ。そして、そのグラフから読み取れる解釈・主張をひとつだけ提示します。これが基本的な構成です。

要するに、「①根拠となる数字や事実+②自分の解釈や主張」 をセットにして提示します。1枚のスライドにつき、ワンセットのみ。

こうして、1枚1枚はシンプルにして、それを組み合わせて、「流れ」にして見せます。もし複数のことを言いたければ、スライドを分割する。2枚や3枚にします。全体の枚数は増えますが、そちらのほうがわかりやすいのです。

P135
(画像:『コンサル一年目が学ぶこと』)

ワンスライド・ワンメッセージの構成のパワポ資料の利点をまとめてみましょう。

①わかりやすい

根拠+意見がセットになっているので、論旨も明確。言いたいことが絞れる。

②聞き手にとっても楽

1枚のスライドにつき、1つのことだけを理解すればいいので、聞き手の負担が少ない。

③飛ばすのも簡単

プレゼン中に、相手の理解に応じて途中を飛ばしたりするのも、1枚単位なので容易。

④再利用が簡単

差し替えが楽。資料の構成を大幅に変更するときも、1枚1枚はパーツにすぎないため、並び順を変えたり、取捨選択すれば対応できる。詳細版から要約版をつくる場合も、キーとなるスライドを抜き出して、見出しに相当するスライドを加えて調整すればOK。

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