「この作業を明日までにやってほしい」徹夜確定・・・「できません」はNG、コンサル出身者から学ぶ上手な立ち回り方
わかっているのに言わないというのは、個人の感情の関係では好ましい場合もありますが、仕事においては、逆に不誠実ととらえられることのほうが多いのです。
ストレートに話をすると、空気が読めない、と言われることもあります。けれども、それでもストレートに話したほうが、結局は信頼を得ることができます。
もちろん、利害が対立している相手との交渉といったような、一方が得をして、一方が損をするもの(これをゼロサムゲームと呼びます)においては、ごまかしたり、はぐらかしたり、噓をついたり、そういうことが効果的なこともあるかもしれません。
交渉のコミュニケーションの本などでは、そういうゼロサムゲームで有効な策が多く提示されていることでしょう。けれども、実際の仕事の場面では、お互いが協力して、1+1が3になるような結果を出す人のほうがやはり評価されます。
同じ利益を追求しようとしている者同士ですから、率直にものを言い、駆け引きをしないほうがうまくいくものです。
できないときは、できる方法を提案する
ムリな作業を依頼された場合でも、端的に答えることが大切です。
上司から、「この作業を明日までにやってほしい」と依頼があったとします。やらないといけないことはわかっているし、できないことはないけれども、間違いなく徹夜になるような無茶な指示だったとします。あなたならどう答えますか?
まず、そんな指示への不満から入りますか?
質問に答えるということは、イエス・ノーをはっきり言うことです。
たとえばこんな答え方はどうでしょう。
「はい、できます。ただし、1人ではボリューム的に無理です。手伝ってくれる人が1名いれば、2人で協力して終わらせることができると思います」
この言い方なら、クリアかつ、仕事が前に進みそうです。言い訳がましくありませんし、上司も、じゃあヘルプを頼もう、という考えになるでしょう。
上司の目的は、あくまでも仕事を前に進めることだからです。
できない依頼だと思った場合でも、できる方法を模索して提案することで、建設的な話し合いをすることができます。
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