「この作業を明日までにやってほしい」徹夜確定・・・「できません」はNG、コンサル出身者から学ぶ上手な立ち回り方
マネジャーが怒ったとしても、自分に対して怒っているわけではなく、単に、物事を前に進めたいのだということが、いまならわかります。
だから、こういうときはまず、「まだできていません」とか、「分析グラフができていません」といった具合に端的に答えるべきなのです。これが、質問にストレートに答えるということです。これを心がけるようになってから、実は怒られる度合いが減りました。
「なぜ?」へと進めれば、問題の所在がわかる
質問にストレートに答えると、自然とコミュニケーションが図られて、問題の所在がわかります。相手は、その先の「なぜ?」や「どうして?」を聞いてくるからです。
「できていません」
「なぜできていないのですか?」
「データに問題があります。解決には1週間くらいかかります」
「その分析の締め切りは今週中です。別の人もヘルプさせるから、2日で仕上げてほしい」
この、相手の「なぜ? どうして?」に答えていくことによって、自然とコミュニケーションが図られて、問題の所在がわかるのです。「できていません」の結果だけ聞いていきなり激怒する人は少ないと思います。さすがに、その先の話も聞かなくては判断できません。だから、むしろ、イエス・ノーで端的に答えたほうが、怒られにくいのです。
さらに、イエス・ノーからはじめて、順番に深掘りしていくようなコミュニケーションをすると、問題の所在がわかってきて、生産的な話になることが多いのです。
「Talk Straight」の中には、言いにくいことでも、間違っているなら間違っていると言うことも含まれます。
上司や偉い人が言っていることでも、疑ってかかる。もしそれがおかしいことであれば、ちゃんと指摘する。
その方向に進んだら、きっとうまくいかない。そういう場合は、非常に言いにくくても指摘しておかないと、あとで「どうしてわかっていたのに指摘しなかったんだ」と言われます。



















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