東洋経済オンラインとは
ビジネス #ベテラン車両の肖像

東武9000型「ステンレス車体に茶色の帯」の元祖 東上線の地下鉄直通用、少数派だが大きな存在感

9分で読める
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES

すでに引退した試作車の9101編成は、東武の車両では一般的に側面の真ん中にある行先・種別表示器が車両の端にあったほか、屋根上には1両当たり4つの冷房装置が個別に並んでいた。量産車は表示器が車体中央にあり、冷房装置は台数こそ4つで同じだが、一体のキセ(カバー)で覆われているため1つに見える。

朝霞―和光市間を走る9101編成。側面の中央に行先表示器がない(写真:東武鉄道)
9000型量産車の側面。屋根上に4台の冷房装置があるがカバーされて一体に見える(記者撮影)

そして93年に登場した最後の編成、9108編成は、側面のコルゲートがない。ステンレス車両の製造技術が進化し、当時はすでにコルゲートのない車両が一般的になっていたためだ。

初採用の新機軸を盛り込んだ試作車、その結果をフィードバックした量産車、そして技術の進化を反映した最後の編成と、9000型は時代の変遷を映した車両といえる。

【写真を見る】東武9000型「ステンレス車体に茶色の帯」の元祖 東上線の地下鉄直通用、少数派だが大きな存在感(65枚)

「副都心線直通」で大きな変化

登場からすでに40年近くが経った9000型だが、外観で車両形式がわかる鉄道ファンは別として、一般の利用者はそれほどのベテラン車両だとは思わないかもしれない。現在走っている7本、9102~9108編成は車内を大幅にリニューアルし、一見すれば新型車両と大差ないからだ。

車内はリニューアルされ、近年の新車と変わらない雰囲気(記者撮影)
【写真】リニューアル前の車内。懐かしい緑色のシートだ

次ページが続きます

5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象