「資料作りが終わらない人へ」→やみくもにやるのはNG。誰も教えてくれないのに超大切な「力の入れどころ/抜きどころ」
少ない時間で修正の必要がない資料を作成するには「力の入れどころ」と「抜きどころ」を知っておく必要があります(写真:miyuki ogura/PIXTA)
「資料作成にとにかく時間がかかってしまう」「『何が言いたいかわからない』と言われる」「内容が膨大になりがちだ」
こうした悩みを解決してきたのが、日本最大のビジネススクールであるグロービスで「ビジネスプレゼンテーション」の講師を務める堤崇士氏だ。これまでに資料作りに悩む多くの受講生たちの様子をリアルに感じ、その疑問に答えてきた。
資料作成は社会人の必須スキルにもかかわらず、誰にも習わないまま、何が正解かわからないという人も多いのではないだろうか。
堤氏がこのほど刊行した書籍『入社1年目から差がつく資料作成』では、ワードやパワポの資料作成に使える、社会人なら知っておきたい「資料づくりの基本」から「人と差がつくちょっとしたコツ」までを解説している。
今回は、資料づくりの「力の入れどころ」と「抜きどころ」を紹介する。
資料作成に時間を費やしすぎていないか?
皆さんの業務における資料作成の割合はどれくらいでしょうか。2023年に実施されたThink-cell Japan株式会社の調査によると、日本の会社員の就業時間における資料作成業務は平均して18%だそうです。
およそ就業時間の約2割ですので、1週間のうち1日は資料作成に費やしている計算になります。それなら、できる限り資料作成の時間を減らして、修正がまったくない資料を作りたいですよね。
そのためには「力の入れどころ」と「抜きどころ」を知っておく必要があります。
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