ただし、パレスサイドビルの場合、この溝ひとつひとつが自然光を取り入れる細い窓になっており、その光が内部空間にやわらかい陰影を作っている。
外観と内部空間が明快に一致
東西にあるダブルコアの中は、地下2階から9階まで、すべて同じ配置になっている。
外観と内部空間がこれほど明快に一致するオフィスビルは、他にないんじゃないかと思う。
なお、この円筒コアと直方体のオフィス部分は、地震の際に揺れ方が異なるため、構造的に独立して建てられている。
それぞれを分離することで耐震性能が高まり、建物全体への負荷が分散される仕組みだ。東日本大震災の際は、阪神・淡路大震災後の耐震補強もあり、建物にほとんど損傷はなかったという。



















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