キーエンス流「1日10件」の営業面談を遅刻なくこなす「内勤2日・外回り3日」の時間管理術

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1日を3枠に分けるのは、移動時間を最小化するため。3枠にそれぞれ重要なアポを配置したら、同じ枠にはその近隣の会社のアポを入れていきます。

午前にA地域、午後前半にB地域、午後後半にC地域と整理してアポを入れることで、長い移動を最大でも1日2回までに抑えることができるわけです。午後に回る2枠をできるだけ近い地域にできれば、さらに完璧ですね。

アポの数を増やすことは、遅刻のリスクと隣り合わせ。そこで、重要アポは各枠の先頭に入れるなど余裕を持って移動できる時間帯に配置し、「連絡厳守アポ」を組み合わせていきます。

「プラスアルファ」の面談先を用意しておく

さらに、一度ご訪問したときに「また近くに来たらお声掛けさせていただきますね」などと伝えておき、アポとアポの間に余裕ができたら「少しお伺いしてもいいですか」と連絡を入れて立ち寄れる「プラスアルファ」の面談先を用意しておくことで、遅刻のリスクなしに面談アポを増やすことができます。

キーエンス  最強の働き方 新人からベテランまで、最短で成果を最大化するシンプルなルール
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1日を3つの枠に分けたうえで、枠の中心になる「重要アポ」とその近隣にある取引先との「近隣アポ」を入れる。

近隣アポは通常のアポに加え、時間が前後してもOKな「連絡厳守アポ」と突然の訪問が可能な「プラスアルファアポ」も活用する。このアポ取り術は、営業職に限らずすべての職種に有効です。

それどころか、ビジネス以外でも考え方は全く同じ。

たとえばお買い物に出かけるとき、午前と午後に「ここは絶対外せない」という重要な行き先を入れておき、その周辺にあるお店を予定に加えていく――という考え方でスケジュールを組めば、効率的で満足度が高いお買い物ができます。

デートやお子さまとのお出かけ、いくつもの目的地を巡る旅行の日程組みなど、あらゆる局面で活用できます。

『キーエンス 最強の働き方』より
齋田 真司 キーレイズ代表取締役

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さいた しんじ / Shinji Saita

2007年、株式会社キーエンスに新卒入社し13年半在籍。採用面接時、営業職では「20秒PR」で落ち、その後技術職として選考を受けたが結局、営業職として採用され入社。「同期ビリ」の状況から、キーエンス史上初の3期連続全社1位含む、計5回のセールストップを記録。さらに育成した若手の大半を個人ランキングトップ10%以内に導くなど、営業責任者としてもチームを複数回1位へ導き、海外赴任も経験。2022年、株式会社キーレイズを創業。「営業サポート事業で、日本企業の『売れないセールスパーソンをゼロ』にし、日本経済をもう一度強くする」をミッションとして掲げる。本書が初の著書

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