キーエンス流「1日10件」の営業面談を遅刻なくこなす「内勤2日・外回り3日」の時間管理術

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「そんなに?」と驚かれるかもしれませんが、「1日10件の面談」を3日間こなそうとすると、1日の内勤で50~80件程度の電話は必要です。

もちろん、すべての業種でそれほどたくさんの面談をする必要はないかもしれません。電話をかける数も、「内勤2日、外回り3日」のバランスも、それぞれの業種や状況に合わせていただいてかまいませんが、「営業は、内勤日にどれだけアポを入れられるかが勝負」という点は強く意識していただきたいと思います。

面談アポの数を最大化するマル秘テク

「1日10件のアポ」と聞くと、「えっ、そんなに行ける?」と感じるかもしれません。確かに、勤務時間が朝9時から夕方6時までとして、単純計算すると1件1時間ずつで9件しか回れませんし、移動時間はどこに消えたんだという話になりますよね。

前提として、私が担当していた製造業の現場への営業はお客様と話す時間が比較的短いことも多く、また同じ工場の中や同じ工業団地に複数のお客様がいらっしゃることが多いという事情があります。

また、1つの工場を訪問した際に、複数の部署の担当者と続けて立ち話をする、といったことも可能でした。

ですから、あらゆる業種で「1日10件」が可能というわけでも、またやる必要があるというわけでもありませんが、面談の数は結果に直結します。ここでは少しでも多くのお客様とのアポを入れて、チャンスの数を増やすための方法をお伝えしましょう。

まずは、1日のスケジュールを「午前1、午後2(前半と後半)」の3枠に分けて考えます。そして、重要なアポを3枠に1つずつ配置していくのが基本スタイルです。

重要なアポ、重視するべきお客様の決め方は業種によって変わりますが、ここではとりあえず「成約できる可能性が高かったり、成約したときの金額が大きかったりするお客様とのアポ」と考えていただいてかまいません。

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